インタビュー

社員インタビュー

代表インタビュー

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代表取締役社長松本 隆義

社会のインフラを担う企業である
八雲ソフトウェア。
会社や組織作りへの思い、これからのキャリアを築くために必要な考え方などについて、
代表の松本隆義にインタビューを行いました。

社員になるかも知れない方々を
自分の目で見て判断したい。

当社では社長自身が就職説明会や採用面接などリクルートに関する行事に自ら携わっています。
その理由についてお聞きしたいと思います。

八雲ソフトウェアは2013年2月14日に創業しました。自分が関わっている理由として、創業まもない頃はどこの会社も同じ課題を抱えているとは思いますが、最初は会社の規模も小さく、総務の社員を雇用することが難しく、私自身が採用説明会などにも行っていました。

私が創業前に企業に勤務していた時には、管理部門の仕事をしており、採用業務の経験がありました。そのような流れもあり、今も続けて採用活動を行っています。

あと、ITの仕事は人が一番大切だと思っています。なので私自身が採用活動を続けている理由として、自分の目で応募者を見たいなという気持ちがあります。社風というか会社の雰囲気って、一緒に働く人たちで決まるじゃないですか。そのような意味でも、これから一緒に働く社員になるかも知れない方々を自分の目で見て判断したいというのはありますね。

もうひとつは社員が増えてきたとき、今一緒に働いている社員たちと性格といいますか、フィーリングがあうかということも大切にしてます。いくらすごい技術や経験があったとしても、私たちの行っている仕事は、1人で作り上げることはできません。なので、いま一緒に働く社員とフィーリングが合わないといけないと思っています。技術や経験がすごくても、今いる社員の働く様子を想像して、仕事がやりにくくなるかもと思うようなタイプの方にはお断りさせていただく判断をすることもあります。

やっぱり、私自身が採用活動に参加している一番の目的は、今いる社員とあう方々を見つけることですね。これは新卒採用も中卒採用も関係なく、そこを判断したいというところで参加していますね。

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ありがとうございます。一緒に働く社員とあう方という点について詳しくお伺いできますか?

そうですね、当たり前のことではあるんですけど、例えば、協力するとか、人に教えたり、教え合ったり、それは技術的なことも含めてですね。そうしたことに感謝の気持ちを持てる人、そのようなことを含めて考えることができる社会性でしょうかね。

面接や説明会などに参加した際にはそのような視点を大切にしていますので、先ほど申し上げたとおり、プログラミングなどの技術が優秀な方でも、お断りさせていただくということもあります。

八雲ソフトウェアで働くためには、学校の専門授業を受けたり前職などで経験がないといけないのでしょうか?

八雲ソフトウェアには松江高専や米子高専の出身者が多いですが、学生の時にプログラミングを専門で受けているわけではありませんし、中途の方々も前職の業務内容で不採用にするという要素にはならなくて、ちゃんと学校でも、前職でも真面目に仕事をしていて、自分の考えにも一貫性があって、IT企業に行きたい、八雲ソフトウェアで働きたいという方だったら、そこは応援したいですし、こちらも真剣に考えたいと思っています。

何となくIT企業で働きたいと思って、いざ入社して仕事であったり、社員とフィーリングが合わないと会社も入社した人も不幸になってしまうので、そこをできるだけ自分の目で見れるようにしたいというのが一番大きいですかね。なので、学校で専門授業を受けるとか前職での経験はあまり関係ないと考えています。

社員が実現したいことをきちんと提供できていれば、社員も満足する。

ここまで採用活動において社長が大切にしていることについてお聞きしました。
次に会社の社風や雰囲気を作っていく上で、意識していることや、行動していることについてお伺いできますか?

実は当社には企業理念がないんですよ。
企業理念って会社が実現したいことであったり、目指す方向性を示すものだと思うのですが、実際に入社した社員は自分の自己実現をするために会社に入っているのであって、会社のために入っているのではないんですよね。

自分の何かを満たすために、たまたま同じ価値観を持っているところに来て、成長したい、満足したい。

それが難しいと感じたら転職して、新たなキャリアを積んでいくと思うので、私としてはそこは企業理念があってもなくても、「伝わる何か」があればいいかなという考えがありました。

「伝わる何か」について、詳しくお伺いできますでしょうか。

「伝わる何か」ということで言えば、意識していることとしては社員から直接話を聞くことを心掛けています。
一度、誰かを挟んで聞いてしまうと、その人のバイアスがかかってしまうこともあるので、なるべく直接話を聞きたいと思っています。

元々の考えとして、現場社員の要望や話を聞いたり、技術的なことや仕事の相談はもちろんですけど、仕事以外でも目指しているものがないかなどコミュニケーションの場を作ることを大切にしています。もちろんこちらからも、会社の方針や、こういう形で成長してほしいということもきちんと伝えます。

でもそこは仕事の成長だけでなく、他の面でも成長できるために何かしらのサポートや反映をしてあげたいという気持ちを前から思っています。
ただ人数が少ないときは良かったのですが、今は社員も増えてきて私が全て管理できなくなってきたので、社員との面談は、上司の課長であったり営業の社員に任せているところもあります。

会社を大きくしていきたいですし、そのためには社員の力も必要になりますし、企業理念を作らないといけないなと感じています。また、社員が実現したいことを経営層がきちんと提供できていれば、社員も満足すると思います。
その取組と意識はこれまでの経験をふまえても継続していきたいと思っています。

社員の人生は社員のもの。
それぞれが自身のタイミングで
スタートを切れるように
サポートできる環境づくりを。

社員のキャリアや成長についてのお考えを聞かせてください。

はい。当社ではプロジェクト配属の時には基本的に面談などを通じて、社員の希望を聞いて配属先を考えるようにしています。

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社員の希望を聞くのはなぜなのでしょうか?

先ほどの話であった社員の自己実現に向けた提供できるものに通じることでもありますし、私自身のこれまでの経験からくるものもあると思います。

IT業界の特徴のひとつとしてプロジェクトが終わると、また別のプロジェクトに入ります。
そうすると常駐でも、社内でもそうですけど、同じシステム開発でもやり方であったり、業界も全然違ったものを経験できるというところが、会社を立ち上げる前から私としてはうらやましかった面があります。

勤めている会社で自分の自己実現のためにやりたいことができなくなると転職するしかなくて。でも転職したってやりたいことができるか分からないんですよね。
採用する側はいいことしか言わないですし、そこで自分のやりたいことが実現できるかどうかも分からないことがほとんどです。
それと比べると、私たちの仕事はプロジェクトを通して自分が経験したいこととか、スキルアップするためのプロジェクトや案件がたくさんあります。

様々な会社に常駐したり会社からリモートで携わることで、他の会社の方とチームを組んで開発するということは、その会社の方のシステム開発のスタイルだとか、リーダーシップ、どんなツールを使っているのかなど、ひとつの会社にいると経験できないことが、たくさん経験できます。

昔から自分の自己実現や成長という視点でその環境がうらやましいと思っていましたので、私ができなかったことを一緒に働く社員の成長のためにしてあげたい、八雲ソフトウェアで働けば、転職という形を採らなくても、私たちが持っているプロジェクトや案件の中で、経験を積める環境を整えたかったというところが大きかったですね。

これまでの経験から、社員1人ひとりの成長のために寄り添ったお考えがあったからなんですね。

結局、システム開発は人が作るものですので、その人達の熱量や力量で変わってきます。会社の屋台骨でもあります。その社員1人ひとりを満足させていけば定着率も上がっていくと思いますし、会社もプラスになると考えています。

子供の頃の話になりますけど、親から宿題をやれって言われても嫌じゃないですか。(笑)
仕事でも同じだと思ってて、嫌なことをやってと言われても楽しくないし、なかなか成長も鈍化してしまうと思うんですよね。

とはいえ、仕事なのでもちろんやりますし、やらないといけないんですけどね(笑)でも、自分がやりたい案件に入れば、夢を叶えられるので、自分から進んでやると思いますし、自分で勉強もするんですよ。そうすると本人も言われなくてもやってくれますし、そこって本人にとってもハッピーだと思います。
会社としても教育面での負担が減りますよね。
上司もやりなさいって言わなくていいですし、社員のみんなには自走して欲しいし、それが実現できるような環境にし続けていきたいという思いがあります。

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社員の成長に使える教育・研修制度や福利厚生もそのお考えからでしょうか?

そうですね。代表的なところでいえば、社員が自己学習のために購入する書籍やUdemyを活用して動画で研修を受ける際は会社が負担する制度があります。この制度自体は当社だけの話ではないと思いますが、先ほど申し上げた通り、自分がやりたいこと、学びたいことは積極的に自分からやると思いますので、そういう社員に対しては費用面で援助して後押ししていきたいと思っています。

あと、このような制度を整備している理由はもうひとつあります。
社員の人生は社員のものです。個人的な理由や環境もあると思います。ですので成長したいと想うタイミングや、どういうことに興味を持っていくかは、人それぞれだと思います。
そのタイミングが来た時にサポートできる環境がないことが理由で、スキルアップの機会を逃して欲しくはないです。私の気持ちとしては頑張って成長したい人が、自身のタイミングでスタートを切りやすいようにしてあげたいと思っています。

自主的に成長できる環境が整っていることがすごくわかりました。
一方で、会社から社員の成長のために研修を紹介することもありますか?

もちろんあります。
「この人は将来こうなってほしいな」であったり、さらに良くなってもらうために、「今あなたはこれが必要ですね」など、私と該当する社員の上司が相談しながら決めています。
ですが、こちらから押し付けるということはせず、本人とも対話をした上で「研修を受けてみますか?」「やってみませんか?」というような形をとっています。

ひとつの例としては「リーダー研修」というものがあります。
外部の研修ではありますが、この人には将来、リーダーとして会社を引っ張っていってもらいたいとなれば、「リーダー研修」を提案し、社員が納得をした上で受けていただきます。
このように社員の成長を様々な角度からサポートしています。

チーム開発はお互いに協力し
困った時には助け合い、
一緒に喜びあうこともできる。

ここまでは個人の成長やキャリアについてお話を伺いました。
次に働くという点でお話を聞かせてください。
八雲ソフトウェアではチーム開発が基本だと思います。
チーム開発を採用している点についてお聞かせください。

ひとつはビジネス的なお話で、大手IT企業からすると仕事を依頼する際に、相手の会社のメンバーが1人よりは3人とか5人とまとまっている方が事務作業などの視点で見ても手間も少なくて楽ですよね。
例えば、10人のチームが全員別々の会社から1人ずつ来た場合、作業を10人分細かく調整して依頼をしないといけなくなります。その点、人数がある程度、まとまっていると出し手としても都合がいいですよね。

そのようなビジネス的な視点もあったんですね。

はい。そのため先方から声をかけていただいたり、受注につなげていくためにはある程度の人数も必要になってきます。

もうひとつは、リーダーへのステップアップができる場として考えています。
自分も手を動かしながら少しずつマネジメントという仕事にチャレンジしたいという方のためにも、そのようなステップアップ、キャリアとかスキルを活かしつつ、そのような場を準備するためには、チーム開発というものを用意しておかないと経験を積めません。

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一般的な組織であれば、部署単位で仕事をするとすでに上司は存在しますから、経験できることが少ないかもしれません。
プロジェクトの形であれば貴重な経験にもなりますね。

そうです。ステップアップしたいなと思うタイミングは人それぞれですし、思った時にそのような場がなければ、自分にはチャンスがないんだってことになってしまう。そうすると、先ほど申し上げたように転職という選択肢になってしまうので、そのような意味でもステップアップできる場を用意する必要はあると思っています。

チーム開発はメンバー同士、お互いに協力しあいながらプロジェクトを進めていきます。困った時には助け合うこともできますし、一緒に喜びあうこともできます。
そのチームを束ねるリーダーとしての経験、メンバーも一緒に働く社員がいることで安心感もある中で進めることができると思っています。

あとはチーム開発ですと、わざわざ東京に行かなくても東京のプロジェクトや案件にも関わることができるので、そうすると人口流出も防げるかなと思っています。
本人の満足と会社としてのプラスの両方を推し進めてしていくためにはチーム開発は必要なことかなと思っています。

島根県に限らず、山陰でも稀な
社員数100人のIT企業を目指して。
様々なことにチャレンジしていきたい。

企業の成長についてのお考えをお伺いできますでしょうか。

これまではシステム開発を中心に事業を行ってきておりますが、お話の中には、ゲーム開発の案件依頼も入ってくることがあります。

残念ながら今は対応できる人材がいないので、受けることはできないのですが、今後は事業の幅をさらに広げていけると面白いのかなと思っています。ゲーム開発もそのひとつですね。

会社を大きくしていくと社会的信頼度も上がっていきますので、そのような経験を持った人が入社してくれれば、八雲ソフトウェアの可能性が広がると思うので色々とチャレンジをしてみたいと思っています。

具体的に、どのような事業成長をしていくかイメージはありますか?

そうですね。まずは社員数100人を目指していきたいと思っています。
100人規模の会社はIT分野においては島根県に限らず、山陰でもあまりないと思いますので、そこを達成して大手の企業からの案件を受けていけるようにしていきたいですし、先ほど言ったように様々なことにチャレンジしていきたいですね。

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社員数を100人にする目標の中で、社長自身がいま必要だと感じる点はありますか?

会社を成長させて行くためには、プロジェクトや案件をまとめあげるリーダーとなる人材の育成が急務ですね。これから新卒で入社していただく方ももちろんチャンスはありますし、そのための環境も整えています。また、中途採用においてもリーダー職やマネージメント経験がある方は歓迎していますのでぜひ応募していただきたいと思っています。

いま一緒に働いてくれている社員から出てきてほしいと思っていますし、ゆくゆくはリーダーになるための研修を設けて本人と相談した上で、育成していくことが必要だと思います。
2030年までには社員数100人達成できたらなと思っています。

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自分が満足して余裕があるからこそ、
他の人を幸せにしようと考えて行動することができる。

最後に応募者へメッセージをお願いできますか。

私が思っていることではあるのですが、他の人を幸せにしようと考えて行動する人が、実は一番幸せになっているのかなという気がしています。
周りの人が喜んでくれるように考えて行動できる人が結果的に幸せになったのか、どのような形かは分かりませんけど、そこに近い考えを持っている人が素敵だなと思っています。

でも、そのためには自分自身が満足できている必要もあると感じています。
自分が満足できてないと他の人を満足させると言いますか、いい影響を与えられないと思うんです。自分が満足して余裕があるからこそ、他の人に手を差し伸べられるのかなというのがあります。

私たち八雲ソフトウェアで働く上でも、そのような気持ちや考えを持って、協調性や向上心を持って、職場の人にも興味を持てるかどうかだと思います。
そのような方と一緒に働くことができたらと思っています。
あなたなら八雲ソフトウェアでどんな活躍ができるか、想像を膨らませてもらえると嬉しいです。